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ピルと避妊

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ピルとはどんなものですか?

避妊を主目的とする低用量ピルが、一九九九年の七月に日本でもようやく認可され、九月から発売が開始されました。ピルは、現在世界で約九一〇〇万人の女性が使用し、避妊手段の中では最も多くの人が用いているポピュラーな方法ですが、これまで長い間(国連加盟国中唯一)、日本では正式にピルが避妊薬として認可されていませんでした。そのこと自体、日本の社会・文化において
「性」が置かれている位置や、「産む・産まない一の自己決定権に対する意識と制度(さらにいえば政策決定にかかわる政治と官僚の構造についても)を考察するうえで非常に興味深い問題ですが、その前にまずピルとは何か、避妊の選択肢としてピルが加わったことはどういう意味があるのかを考えるための、基礎的な知識を押さえておくことにしましょう。
ピルとはどんなものですか?
きちんと飲めば確実な避妊効果
 ビルは経口避妊薬(oral contraceptives)といって、飲むことによって避妊できる薬です。飲み方を間違えずにきちんと服用すれば、一〇〇%に近い避妊効果が期待でき、現在使用可能な避妊法の中では、もっとも確実な方法の一つです。
各種避妊法使用開始1年間の失敗率(妊娠率)
は、避妊用ピルがコンドームより低い。
望まない妊娠を防ぐ、という目的のためにはかなり信頼性の高い方法といえます。
 しかしピルは薬である以上、他の薬と同様に主作用の一方で副作用があります。低用量ピルは、副作用を最小限にするために長年改良を繰り返してきており、従来の高用量・中用量ピルより副作用の可能性は軽減されています。しかし、中には持病や体質や生活習慣によって、飲んではいけない人、飲まないほうがいい人、慎重に注意しながら服用すべき人……などの制限があります。

なぜピルを飲むと妊娠しないのですか?

 ピルは女性が体内に持っている排卵・月経のホルモンのリズムを利用し、そこに操作を加えて妊
娠を避ける作用をもたらす薬です。ピルの避妊作用は大きく分けて、(1)排卵が起こらない、(2)
受精卵が着床しにくい、(3)精子が子宮に入りにくくなる、の三つがあります。
 詳しくピルの避妊のメカニズムを知るには、まず、女性の月経リズムを理解しておきましょう。
ホルモンと女性の月経メカニズム
 女性の月経リズムをコントロールしているのは、脳にある視床下部と下垂体です。脳から卵巣へ、ホルモンによる働きかけによって、排卵〜月経の一連のメカニズムがっくり出されるのです。ホルモンは血液の流れに入って、必要な場所に運ばれます。
 まず思春期になって脳の視床下部からゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)放出ホルモンが分泌されると月経が始まり(初経)、女性の体は毎月の周期的な排卵・月経のリズムを持つようになります。
 
ピルを飲むと妊娠しない理由
①排卵が起こらない
 ピルの主作用は、この排卵・月経リズムの流れを変えて、排卵が起こらないようにする働き(排卵抑制作用)です。
 ピルは、卵巣から分泌されるホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を化学的に合成したエストロゲンとプロゲストーゲンの配合剤です。自然のリズムでは、前に述べたように、エストロゲンとプロゲステロンが減少したことを視床下部がキャッチして、下垂体へFSHを出させる命令を送り、FSHによって卵胞が成熟してエストロゲンが増えると、それをキャッチしてLHを出す命令を送るので排卵が起こるのですが、ピルを飲むと、このフィードバック作用がネガティブに働くのです。つまり視床下部が下垂体に指令を出さないため、卵胞を成熟させ排卵を促すFSHとLHの分泌もなくなり、排卵が起こらないのです。
 ただ、妊娠では、赤ちゃんのために子宮内膜を10ヵ月間子宮内にとどめておく必要がありますが、妊娠していないときには一ヵ月ごとに子宮内膜を排出させる必要があるので、ピルは21日間飲み続けた後、7日間服用を休んで出血(消退出血)を起こすという飲み方をします。
②受精卵が着床しにくい
 ピルの二つ目の避妊作用は、受精卵を予宮に着床しにくくさせるということです。これは、ピルによって卵巣からのエストロゲン、プロゲステロンの分泌が抑えられるため、子宮内臓を厚くする作用が弱まり、子宮内膜が受精卵の着床・妊娠に十分なほどに厚くならないためです。子宮内膜が薄いため、休薬中の消退出血も通常の月経より量が少なく、痛みも軽くなります。
③精子が子宮に入りにくくなる
 自然のリズムでは、排卵期にはエストロゲンが多く分泌されているため子宮顕管粘液の量が
増えて粘り気がなくなり、精子が子宮に入りやすくなります。しかしピルを飲んでいると、プロゲストーゲンの作用によって、子宮顛管粘液の量が減り、粘り気が強くなるため、精子の進入を妨害して子宮に入りにくくします。

低用量ピルと従来のピルとはどう違うのですか?

高用量ピルから低用量ピルヘ
 ピルが世界で初めて使われ始めた一九六〇年代には、エストロゲン量が現在の低用量ピルの五倍、プロゲストーゲン量が数十倍〜一〇〇倍の高用量ピルが使われていました。当然、副作用も強く、血栓症や心臓・血管の病気、子宮顛がんのリスクが問題となりました。六〇年代終わりからハ○年代初めには、ホルモン量を減らした中用量ピルが開発され、普及しました。そしてハ○年代以降、低用量化が進み、さらにホルモン量を減らした低用量ピルが世界では一般的になりました(エストロゲンの含有量が五〇マイクログラム未満のものを低用量ピル、五〇マイクログラムのものを中用量ピル、五〇マイクログラムを超えるものを高用量ピルと呼んでいます)。
 日本ではこれまで、月経不順や月経困難症などの治療薬として、高用量ピルや中用量ピルが用いられてきました。厚生省は避妊目的の低用量ピルを認可しないにもかかわらず、この治療用の中・高用量ピルを避妊のために処方することは黙認し
ていました。このため、低用量ピルが認可されるまで、約二〇万人の女性たちが避妊のために中用量ピルを飲み続けていました。今回、日本でも低用量ピルが認可されたことによって、ピルで避妊する人は余分なホルモンを体に入れなくてもよくなったわけです。
 治療用には現在も中用量・高用量ピルが用いられています。また、低用量ピルの副作用として、ホルモン量の多いピルより人によって不正出血が起こりやすいという問題があるのですが、避妊のために低用量ピルを飲んでいて、出血が多くて困る人には中用量ピルが勧められることがあります。

低用量ピルにはどんな種類があるのですか?

 ピルに含まれるエストロゲンとプロゲストーゲンの配合量の違いによって主に三つの種類に分かれます。
 ピルは21日間飲んで7日間休むのが基本的な飲み方ですが、この21日間エストロゲンとプロゲストーゲンの配合量が一定であるものを一相性ピルといいます。二つのホルモンの配合量が段階的に変わるものを段階型ピルといい、二段階に変わるものを二相性ピル、三段階に変わるものを三相性ピルといいます。
 一相性ピルは飲み間違える心配がないという利点があり、段階型ピルは服用期間の前半にプロゲストーゲン量を少なくして、より自然なホルモン分泌パターンに近くしてあります。ただ、飲む順序を間違えると避妊効果が落ちたり、不正出血が起きたりします。また、ピルの種類によってプロゲストーゲンの薬剤の質が異なっています。
ピルの飲み方は?
21日飲んで7日休む
 ピルは各製薬メーカーや薬の種類によって、ケースの形や色などさまざまなタイプがありますが、一シートにパックされている一周期分のピルは通常二I錠で、毎日一錠ず
ヨー一日間続けて飲み、七日間飲むのを休みます。この休薬中に月経のような出血(消退出血)があります。つまりピルを飲んでいると、二八日間の月経周期を規則正しく繰り返すことになり、二九日目に再び一日目として飲み始めます。中には、休薬後に服用を再開するのを忘れないために、七日間の休薬中も偽薬を飲み続けて休みをつくらないニハ錠入りシートになっているタイプもあります。
 二相性、三相性の段階型ピルでは順番を間違えないように、カレンダー式になっていたり、色分
けされていますので、指示通りに飲みます。
 ピルを飲み始める際は、月経の始まった日から飲むのが普通です。なぜかというと、月経期間中に次の排卵の準備が始まるからです。中・高用量ピルは月経開始五日目から飲み始めても卵胞の発育が抑制できたのですが、低用量ピルはホルモン量が少ないので、月経初日から飲み始めないと確実に排卵の抑制ができないのです。このタイプのピルは、飲み始めてすぐに避妊効果があります。
 一方、月経が始まって最初の日曜日から飲み始めるタイプ〔サンデー(スタート)ピルとも呼ばれる〕もあります。これは消退出血が日曜日に起こるのを避けるためですが、日曜日に限らず出血が起きては困る曜日があれば、その曜日から飲み始めればいいことになります。ただし、このように月経開始日以外に飲み始める場合は、すぐに避妊効果が現われないため、飲み始めの七日間はコンドームなど別の避妊法を併用しなければなりません。
低用量ビルはホルモン量を必要最小限に抑えているため、飲み忘れたり飲む順番を間違えると避妊効果が低下してしまう危険があります。月経(消退出血)開始後七日目くらいまでは卵胞の発育が起こるため、そのまま次の周期を飲み始めるのを忘れると、排卵のメカニズムが復活してきます。
とくに周期の初めの飲み忘れには注意が必要になります。
飲み忘れたり、間違えたらどうする?
 ピルを毎日忘れないで飲むためには、朝の洗顔時や就寝前などなるべく飲む時間や場所を決めるようにします。飲み忘れた場合、二四時間以内であればその時点で一錠飲み、そしていつも飲む時間に飲みます。
 飲み忘れてから丸一日経過した場合は、前日忘れた分と今日の分を一緒に二錠飲み、翌日からいつも通りに飲み続けます。ただし、飲み忘れが周期の初めの7日以内の場合は、他の避妊法を七日間併用します。
 飲み忘れて丸一日以上経過してしまった場合(前に飲んでから二日以上空いてしまった)や、飲み忘れで月経と同じくらいの出血が起こった場合は、服用を中止して、出血開始から新しいシートのピルを飲み始めます。この休薬期間中も他の避妊法を併用してください。
 また、激しい下痢や嘔吐が起こった場合には、ピルを飲んでも吸収されず、避妊効果を低下させてしまう可能性があるため、その周期は他の避妊法を併用するようにします。
フ ピルはどこで買えるのですか?
 ピルは「要指示薬」といって、医師の処方せんがないと入手できません。産婦人科で健康チェックを受け、飲んでも大丈夫かどうか確認してからその病院で出してもらうか、処方せんを持って薬局で買います。ピルは治療薬ではないので、健康保険は使えません。検査料、診察費、薬代は自己負担になります。ピルの費用は医療機関によっても異なりますが、一周期約三〇〇〇円前後、検査料(半年〜一年に一回)が一万円くらいといわれています。
海外でも、処方せんを持って薬局で買うのが一般的です。
ピルを飲む際に必要な健康チェックにはどんなものがありますか?
基礎体温グラフで排卵を確認
 ピルを処方してもらいに産婦人科へ行くと、まず問診票を渡され、月経の状態や妊娠・出産歴、既往症、家族歴、食生活・喫煙などの生活習慣などを聞かれます。そのうえで診察を受け、必要な検査を受けます。
 まず、ピルを飲むのには排卵があること、現在妊娠していないことが大前提となるので、その確認が必要です。排卵があるかどうかは基礎体温を測るとわかるので、できれば受診の際にIヵ月以上測定して記録した基礎体温グラフを持参するといいでしょう。妊娠していないかどうかは、月経が来たのを確認して飲むので問題ありませんが、不安なら尿検査でわかります。
子宮・乳がんや性感染症のチェックも
 検査の内容は、身長・体重・血圧の測定、心臓や甲状腺などの状態をみる診察、腎臓や肝臓、血液の状態、血液凝固系などをみるための尿や血液の検査、子宮や卵巣などの病気の有無をみる内診などがありますが、必ずしもすべての人に全部が必要というわけでもないので、検査の内容をよく聴いてください。子宮がんや乳がん検査、性感染症の検査も受けたほうがよいでしょう。検査費用は自己負担となりますが、ピルを使用することによって産婦人科で定期的に検診を受けるチャンスができるため、自分の健康管理にプラスに利用することができます。
ピルの副作用とはどんなものですか?
 低用量ピルでは中・高用量ピルに比べて軽減したとはいえ、次のような副作用が起こる可能性があります。副作用が出るかどうかは、個人差が大きく影響しています。
吐き気やだるさなど、つわり状の副作用
 ピルの飲み始めには、吐き気や嘔吐など妊娠初期の「つわり」に似た症状が起こることがあります。また、頭痛や乳房痛、だるさ、むくみ、体重増加、憂うつ感など、月経前症候群に似た症状が起こることもあります。これらの症状は、ちょうど「つわり」と同様にピルを飲み始めて二〜三
ヵ月過ぎるとほとんどの場合なくなっていきます。また、低用量ビルではホルモン量が少ないために于宮内膜への力が弱く、少量(点状)の不正出血が起こる場合がありますが、点状出血にとどまっていれば問題なく、次第になくなります。
これらの副作用の症状が続くようであれば、ピルの種類を変えるなどして改善をはかります。
ピルを飲むなら禁煙を
 ビルの重い副作用としては、実際に起こることはまれですが、血栓症(血管がつまる病気)、心筋梗塞、高血圧、脳卒中、肝臓病などが報告されており、もともとこういった病気を持っていたり、素因がある人に現われる可能性があります。静脈血栓症のリスクはピルを飲んでいる人は飲んでいない人の3・25〜4倍(ピルを飲んでいない人で10万人中5人の発生率が、飲んでいる人では10万人中16〜20人程度に)高くなるという報告があります。ピルを飲む前に検査が必要なのは、こうした危険を避けるためです。リスクの高い人は「飲んではいけない」服用禁忌や「飲む際に慎重な判断を要する」慎重投与の対象として区別されます。
 また、喫煙者がピルを飲むと、循環器系の病気のリスクが高まることはよく知られています。タバコを吸うならピルは飲まない、飲むなら禁煙することが原則です。
ピルと発がんの関係
 乳がんなどはエストロゲンによって発症や悪化が促進されるといわれていますので、これらの病気がある人はピルを飲んではいけません。また家族に乳がんにかかった人がいるとか、乳房に良性のしこりがある人は医師に相談して慎重に判断する必要があります。ピルを飲んだことのある人の乳がんの発生率は、飲んだことのない人の1.24倍(ピルを飲んでいない人で10万人当たり34人が、ピルを飲む人では10万人中42・2人になる)と報告されており、やや高くなっているという報告もあるので、ピルを飲む際には毎月の乳房の自己検診や乳がん検診を実行するようにします。
 また、ピルを飲んでいる人は子宮顕がんの発生率が飲んでいない人の1・33〜2・1倍とやや
高くなる(ピルを飲んでいない人でI〇万人中一〇人だったのが、ピルを飲む人ではI〇万人中13〜21人に)といわれています。これはピルそのものの作用というより、コンドームを使わないために子宮顛がんの原因となるヒトパピロマウイルスが感染しやすくなるからという説もあり、因果関係ははっきりしていません。いずれにしても、ピルを欽む際には子宮がん検診を定期的に受けるようにしましょう。
こんな症状があったら医師に受診を
 ピルを飲んでいる人が次のような症状が現われたら、重い副作用である血栓症の前触れの可能性
があるので、医師に受診し、指示を仰ぐ必要があります。
・ふくらはぎの痛み・むくみ、手足のしぴれ
・鋭い胸の痛み、突然の息切れ
・胸部の押しつぶされるような痛み
・激しい頭痛、めまい、失神、視覚・言
 語障害(目のかすみ、舌のもつれ)
 また、血栓症は、大きな手術の前後や病気やケガのために体が動かせない状態のとき、あるいは血圧が急に上昇したときなどに起こる危険が高まります。
ピルと他の薬の併用について
ピルを服用する前から、服用している薬がある場合、またはピルを服用しているときに
他の薬を服用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談すること(ただし、塗り薬、目
薬などは心配ない)。
 ・副腎皮質ホルモン薬(プレドニゾロンなど)
 ・抗うつ薬(イミプラミンなど)
 ・抗パーキンソン薬(塩酸セレギリン)
 ・免疫抑制薬(シクロスポリン)
 ・降圧薬(硫酸グアネチジン)
 ・抗結核薬(リファンピシン)
 ・抗てんかん薬(バルビツール酸系製剤:フェノバルビタールなど、ヒダント
 イン系製剤:フェニトインナトリウムなど、カルバマゼピン)
・テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリンなど)
・ペニシリン系抗生物質(アンピシリンなど)
・抗真一薬(グリセオフルビン、塩酸テルビナフィン)
・性腺刺激ホルモン放出ホルモン(酢酸プセレリンなどGn-RH誘導体)
・血糖降下薬(インスリン製剤:インスリンなど、スルフォニル尿素系製剤:
 グリベンクラミド、グリクラジド、スルフォンアミド系製剤:グリプゾール
 ビグアナイド系製剤:塩酸メトホルミン、塩酸プホルミンなど、トログリタ
 ゾン)
・HIV感染症治療薬(メシル酸ネルフィナビル、リトナビル、ネビラピン)
ピルを他の薬と一緒に飲んでも大丈夫?
ピルを服用しながら別の薬を飲むと、その薬の種類によってはピルの作用を強めたり弱めたり、あるいはその薬の作用を強めたり弱めたりしてしまうような、飲み合わせの悪い薬があります。例えば、ある種の抗生物質や抗てんかん薬、抗うつ剤などピルと併用してはいけない薬もあります。ピルと一緒に他の薬を飲む場合は、必ず医師や薬剤師に相談します。
ピルを飲むとエイズやクラミジアなど性感染症にかかりやすくなるのですか?
 性感染症とは性行為によってウイルスや細菌などの病原体が、血液や精液、腔分泌液、粘膜の接触を通じて感染する病気です。病原体に感染している人がセックスすることによって人から人へとうつるもので、ピル自体が性感染症の原因ではありません。ピルを飲んでいる人に性感染症が多いという証拠もありません。
 日本ではピルを飲む人が非常に少なく、コンドームで避妊する人が圧倒的に多いにもかかわらず
クラミジアなどの性感染症は急増しています。これはコンドームが性感染症予防の方法として正しく使用されておらず、予防効果が上がっていないことを意味しています。つまり、ピルを飲む・飲まないにかかわらず、性感染症は、感染している人とコンドームを使用しない、あるいは正しく使用しないでセックスすることによってうつるのです。性感染症を防ぐには、産婦人科(男性は泌尿器科)を受診して感染の有無を確かめ、早期発見して早く治すこと。そして自分または相手が感染している可能性がある場合には、セックスの際にコンドームを正しく使って予防することが何より
大切です。
 避妊のためにピルを飲んでコンドームを使わない場合には、パートナーと一緒に性感染症の検査を受け、お互いに病気がないことを確認してから用いるとよいでしょう。まだ相手とステディな関係でないなど、性感染症のリスクがある場合は、避妊にはピルを飲んでも、同時にコンドームで性感染症を予防するというダブル・ダッチ・メソッドが勧められます。ピルを使用することによって、産婦人科で検査を受けるチャンスが増えることはかえって性感染症の早期発見や予防につながり、健康管理に役立てることもできます。

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