通販

通販サイトを作って日本製品を海外に販売するビジネス

投稿日:

通販サイトを作って日本製品を海外に販売するビジネス

ここ数年、輸出を検討している個人・企業が増えてきました。しかし、実際
に輸出を始める人はそれほど多くありません。彼らが輸出を始めない理由は、
主に次の2つです。

①日本国内の市場が大きいため、内需だけでも十分ビジネスが成立してしまう。
②単純に輸出を経験したことがないため、輸出ビジネスは難しいと思い込んでいる。
確かに、日本国内は魅力的な市場です。インフラも整備されており、日本人同士の取引であれば、安心してビジネスを行うことができます。 しかし日本は、少千高齢化など大きな問題を抱えており、決して安泰とはいえません。国内のビジネスだけで十分な利益を上げられたのは、20年以上も昔の高度経済成長期だけといっても過言ではないでしょう。バブル崩壊後、国内だけでビジネスを成立させることは、年々難しくなってきています。 とはいえ、何もできないわけではありません。こんな不況の時代でも、やり方しだいで大きな恩恵を受けることができます。なぜなら、世界的にインターネットが普及したからです。インターネットのおかげて、会社の規模に関係なく、…医界中の人や企業と取引できるようになりました。個人や中小企業にとってハードルの高かった「輸出ビジネス」が、簡単にできるようになったのです。 輸出は、決して特別なビジネスではありません。単に、販売している国が日本ではないというだけのことです。実際に輸出ビジネスを経験してみれば、国内販売と変わらないことが実感できるはずです。 このブログが、輸出ビジネスを検討している、あるいはすでに輸出ビジネスをしている皆さんの後押しになれば幸いです。 輸出ビジネスには、無限の可能性があります。

薬の通販は、こちら→サプリ館

薬の通販は、こちら→エイビス薬局

なぜ今、輸出ビジネスなのか?

1. 英語ができなくても、輸出ビジネスはできるのか?
よく「英語が喋れないのに輸出ビジネスが本当にできるのか」と、聞かれます。英語ができなくても、輸出ビジネスは可能です。
私自身、英語がしやべれるわけでも、得意なわけでもありません。
海外とのやり取りは英語ですが、英語は無料の翻訳ツールで十分対応できま
す。なぜなら海外とのやり取りは、すべてメールで行うからです。そして、インターネットで「無料」「翻訳」と検索すれば、翻訳ツールは誰でも無料で利用できます。
また、メールのやり取りもいくつかのパターンに限られています。定型文さえ作成しておけば、8割以上は対応できます。実際に取引を始めると、最初に感じていた不安は徐々に消えていくでしょう。
実は、こうした英語でのやり取りは、英会話トレーニングの実践にもなります。始めの一歩は不安かもしれませんが、想像以上にハードルは低いものです。
海外とのやり取りを楽しみながら、ビジネスを展開させていきましょう。

2. ネットビジネス未経験でも、海外ネット販売はできるのか?
輸出ビジネスを姶めたいという主婦のMさんから、次のような質問が届きました。
「インターネットビジネス未経験でも、インターネットを活用した海外販売はで
きますか?」

インターネットビジネス未経験でも、海外販売をスタートすることはできます。しかし、未経験から海外向け通販サイトを制作し、海外販売まで手掛けるのは、かなり難易度が高いといえるでしょう。
難易度が高くなるのは、次のような知識を必要とするからです。
①ウェブマーケティングの知識(SEM)。
②扱う商品が、どこの国で販売できるのか(ウェブリサーチカ)。
③海外で売れる商品を扱う、または作るノウハウ(国内の商品がそのまま
で海外で売れるとは限らない)。
そこでMさんには、経験を積むためにイーベイを活用して輸出ビジネスを始めることをお勧めしました。
イーベイは、ヤフーオークションの世界版のようなものです。イーベイを活用すれば、海外向け通販サイトは必要ありません。イーベイから輸出ビジネスを始め、知識・経験を積み、その後ホームページを活用した海外販売へと移行するというわけです。
最近、輸出ビジネスの勉強を始める人が多くなってきました。しかし、実際に輸出ビジネスを手掛けている人はダンと減ります。まずはリスクを抑え、少しずつでもいいので輸出ビジネスの「実践経験」を積んでみましょう。輸出ビジネスの本を1冊読むよりも、ずっと良い経験になります。

3 円安は、輸出ビジネスのチャンスなのか?
円安になるのか。それとも円高になるのか。
予測はできません。
ですが、私は円高が進んでいる時期でも十分、海外に商品を販売し、利益を上げてきました。これは、私が円高でも利益を出せるような戦略をとっているからです。
一般的には、円安で利益は出しやすいといわれています。しかし、円安の状態で輸出ビジネスを成り立たせるという計算は、非常に危険です。なぜなら、為替の影響を強く受けるからです。 私の為替レートは未だ、円高の頃から変わっていません。為替で一喜一憂などしません。円安は輸出ビジネスに有利といわれていますが、私は円安はあくまでも輸出ビジネスの一時的な一つの要素だと考えています。 円安に振れているのは棚から牡丹餅と考え、円安だろうが円高だろうが、輸出ビジネスで利益が出るように戦略を講じるのです。 たとえば、為替の想定レート「アメリカドル/日本円」を80円〜75円の間で設定するなどです。 円安は輸出ビジネスを始めるきっかけと考え、円高になっても輸出ビジネスを成り立たせるような什組みが必要なのです。

4 輸出ビジネスに将来性はあるのか?
最近では、インターネットを利用した小規模の輸出ビジネスの敷居が、ずいぷんと下がってきました。日本国内でまだ利益を出せる一部のメーカーは、輸出ビジネスの必要性をさほど感じていないかもしれませんが、新興国の成長性や日本経済の将来性を考えたら、輸出ビジネスにはとても大きなメリットがあります。 とても単純ですが、輸出ビジネスの最大のメリットは人口です。日本の人目が約1億2000万人なのに対し、世界の人口は70億人を超えています。しかも、1秒ごとに人目は増え続けています。新興国の購買欲も上がり、アジア圈からの注文も増えています。 リスク分散という視点からも、輸出ビジネスは有利です。なぜなら、複数の販売先があったほうが、ビジネスが安定するからです。さまざまな国・地域に商品を販売することができれば、国内の売上げが落ちても、他の国でカバーすることができます。 目先の利益だけでなく、10年後の販売先を今から探しておくことは非常に大切なことです。国内販売を継続しながら、少しずつでもいいので世界に目を向け、ビジネスを展開するようにしましょう。

海外輸出ビジネスは非常識に始める

5 輸出ビジネスなら日本での知名度・実績が不要
輸出ビジネスを始めたいが、日本での知名度・実績がないから踏み切れないという質問をよく受けます。しかし、日本での知名度・実績がなくても、輸出ビジネスはできます。なぜなら、海外の人たちは商品・サービスが良ければ、商品・サービスを購入・使用するからです。
そうはいっても日本で売るには、知名度・実績が必要です。そこで、考え方を変えてみましょう。それは、日本よりも先に海外販売で実績を作ってしまうことです。そして、日本国内で販売する場合に「海外でも売れています」と、アピールするというわけです。
海外と違い、日本では「海外で売れている」という実績は、大きな訴求効果があります。一般的には、
「日本で販売」 →「日本での実績を作る」 →「海外販売」
という順序を考えがちですが、海外展開も含めた販売事業の場合は、
「海外販売」 →「海外で売れている実績を作る」 →「日本で販売」
という順序が新しい考え方なのです。
日本での知名度・実績がないからと、輸出ビジネスを諦める必要はありません。先に海外での販売実績を作りましょう。
海外販売実績は、国内販売にもプラスに働きます。

6 海外向け通販サイトでアピールすべき4つのポイント
海外向け通販サイトでアピールしてほしいポイントは、次の4つです。
①日本人である
②日本製である
③日本企業である
④日本からの発送である
日本人が運営している海外向け通販サイトを見かけますが、「日本」をアピールしている通販サイトはごくわずかしかありません。

「日本」をアピールする理由は、次の2つです。
①海外では日本、日本人への信頼度が高い。
②外国人は「日本人」と「アジア人」の区別が苫手なだめ、日本人であることをアピールしなければ、日本人と気づかない。
世界的に、「日本は良い国」「日本人は良い人」というイメージがあります。
国内では、「日本」は差別化になりませんが、世界的に見れば大きな差別化になります。ここをアピールしないのは、実にもったいないことです。大いに利用

7 輸出ビジネスに不向きな3つの要素を信じない
輸出ビジネスに不向きだといわれている商品に共通していることが3つあります。もちろん、これら3点はインターネット販売でも不向きとされています。
①重量が重い商品。目安として、国際郵便・重量制限30kg以上の商品。
②大きい商品。目安として、国際郵便で送れる、鍛大の長さ1・5m以内
/長さ+横周3m以内の商品。
③壊れやすい商品。
ですが、不向きということは、上記3点に該当する商品を販売している通販サイトが少ないということでもあります。そして、扱う通販サイトが少ないのは、次のような3つの理由があるからです。
①輸出ビジネスを始める際に売りやすく・扱いやすいとされている「重量が軽い」「壊れにくい」「小さい」が優先される。
②重量が重いまだは大きな商品は、一般的な発送方法以外で発送するために送料が高くなり、買う人がいないだろうと考えてしまう。
③壊れやすい商品は輸出できないと考える人が多い。
特に、新規に輸出ビジネスを始める、あるいは輸出ビジネスを始めたばかりの場合、「重量が軽い」「壊れにくい」「小さい」商品を選び、輸出ビジネスに慣れていくという方法が推奨されます。
しかし、輸出ビジネスに不向きだと敬遠されている商品にこそ、世界が求めている商品があります。そして、これがネット販売をするうえで大きなメリットになります。
それでは、「重量が重い」「壊れやすい」「大きい」商品にはどんなものがある
でしょうか。代表的なのは機械の部品です。機械部品は重量があるために送料が高くなりがちです。当初は送料がかさむので、購入者はいないと考えていました。
ところが、送料がどれほど高くても、購入者は世界中にいました。私も、「なぜ、こんな商品が売れたのだろう?」「こんな商品を欲しがる人がいるのか?」
と、不思議に思ったことが何度もあります。
世界は広くて、70億もの人間がいます。その中の100人しか必要としない商品であっても、インターネットなら販売できます。「こんな商品、売れるのだろうか?」とあきらめる前に、チャレンジしてみましょう。
「重量が重い商品」「大きい商品」「壊れやすい商品」以外にも、輸出ビジネスに不向きだといわれている商品には次のようなものがあります。

・食品関連
食品を輸出する際には、各国の規制に対応する必要があります。そのため、輸出ビジネスを行ううえでのハードルは高くなります。しかし、世界的に日本
食がブームであるため、日本の食品を買いたいという外国人はたくさんいます。そのため営業許可を取得できれば、輸出ビジネスで成功できるチャンスはあります。

・植物・生き物関連
植物・生き物関連は、輸出する国により輸入制限があったり、国際条約に触れる可能性が高いため、輸出ビジネスのハードルが高くなります。しかし、海外で盆栽が静かなブームになっているように、輸出して販売できる商品は多いと思います。
輸出する商品に対して、先入観を捨てましょう。もしかしたら、皆さんが扱っている商品・サービスは、世界を驚かせるポテンシャルを持っているかもしれません。
「輸出できない」「海外で売れるはずがない」と考えるのではなく、「世界のど
の国なら需要があるだろうか」と、考え方を変えてみましょう。そうすれば、あなたの扱っている商品・サービスの新しい顔が見えてくるはずです。

8 メイド・イン・ジャパンを輸出・海外販売する3つの強み
日本のメーカーが輸出を行う際のデメリットが、よく話題になります。しかし実際には、そんなことはありません。実はメイド・イン・ジャパンというだけで、非常にメリットがあります。その理由は以下の通りです。
①日本人・日本製品への海外からの信頼性が高い。
②インターネットで海外の業者と同じ商品を扱っても、高く売れる傾向がある。
③信頼度が高いことで、海外業者との契約がスムーズにできる。
このように輸出ビジネスをすると、日本人で良かったと感じることが多々あります。「英語ができない」「為替のデメリット]ばかりに目を向けるのではなく、自信を持ってメイド・イン・ジャパン・日本人であることを活かしましょう。

9 海外向け通販サイトを制作する3つのポイント
海外向け通販サイトを制作するならば、シンプルに、そしてサイト内容が伝わるように意識します。そのポイントは、次の3つです。

制作する際の言語は英語
サイトを制作する前に言語で悩まれるかもしれませんが、ターゲットとする国が決まっていない場合は、まず英語で制作します。英語であれば、さまざまな国の人たちに伝わり、コミュニケーションを取ることが可能です。
文章だけで伝えずに、なるべく画像や図を多くする
英語で海外向けサイトを制作して、英語だけで商品の価値を伝えるのは非常に困難です。それは、国により英語のニュアンスが異なる場合があるからです。
また、サイトには英語が母国語でない人も訪問する可能性があります。そのため、画像や図を多く使用し、少しでも伝わりやすくなるように、サイトのぺージ構成を工夫します。

日本人をアピールする
ライバルサイトとの差別化の1つとして、サイト内で日本人であることをアピールします。なぜなら、日本人がサイトを運営しているというだけで、海外の人たちは安心し、商品購入のハードルを下げる効果があるからです。
アピールするには、次の3点を掲載します。つまり、本当に「運営者が日本人で、日本の会社です」ということを明確にするのです。
①サイト運営者の顔、名前、年齢、自己紹介文。
②住所、電話番号またはファックス番号。
③会社の外観。
海外向け通販サイトは世界中の人が見る可能性があるため、シンプルに誰にでもわかるように意識して制作する必要があるのです。
サイト制作にも日本人のきめ絹やかさが活きてきます。「シンプル」「わかりやすさ」は単純で当たり前と感じるかもしれませんが、非常に重要なポイントなのです。

10 制作途中の通販サイトでも売れてしまう「ライバル不在の法則」
制作途中なのに、商品が売れてしまったことがあります。そうです。まだ通販サイトが完成していないにもかかわらず、です。 理由は単純。「ライバルがいない商品」「ライバルが少ない商品」を販売していたからです。 今にいたっても、私が運営している海外向け通販サイトのライバルは増えていません。これまで同じ商品を扱っている通販サイトが確認できたのは、わずか2回だけです。ライバル不在の独占状態の通販サイトが大半なのです。 もちろん数年後には、国内企業が海外販売サイトを制作してライバルになる可能性はあります。しかし、私は常にサイトを更新し続けているので、検索エンジンヘのヒット率は向上し、お客様からの評価も高くなります。つまり、同レベルでの戦略では負ける理由が何も見当たらないのです。 もしライバルが出現したとしても、

①商品を絞り、専門店化する。
②売る相手を変える。
など、少し視点を変えればいいだけです。
輸出ビジネスには、無限の可能性が秘められているのです。

11 送料が、価格より高くても売れる商品がある
送料が価格よりも高くても、売れてしまう商品があります。それは、次の2つの場合です。
①世界中で探しても購入できる通販サイトが少ない、またはない。
②「価格十送料」で計算しても、他店より安い。
あまりにも送料が高いため、海外販売をあきらめるという人がいます。しかし、「どんな商品が」「どんな国や地域」で販売できるのかを100%予測するのは、困難です。
そこで、ここでは海外への送料が価格より高くても販売できた一例を紹介します。
車の部品だったのですが、「海外販売価格5000円」に対して、「海外発送費1万5000円」でした。それでも、海外のお客様は購入されました。
その後もいく度となく海外販売してきましたが、価格より送料が2倍程度で
あれば、注文は入ってきます。つまり、送料が高いから海外販売はできないと
いうことはないのです。
国内には、まだまだ海外でヒットする商品が眠っています。今こそ、眠れる
日本の商品を割り起こし、輸出すべきです。

12 輸出ビジネスは差別化で勝つ
ここまで「海外販売はいいですよ」と、アピールしてきました。ですが、輸出ビジネスはそう甘くありません。なぜなら「世界がライバル」になるからです。 「世界がライバル」とは少し大げさのようですが、国内だけでの販売に比べ、サイト数はもちろん、ライバル数も桁が違います。 海外の企業と同じ商品・同じ販売方法でサイト運営などしていたら、まず勝ち目はありません。つまり、海外の企業との差別化を図る必要があるのです。 私は、主に次の3つを中心に輸出ビジネスをしています。日本でしか作れない商品、または日本でしかできないサービスをする 日本でしか手に入らない、または日本でしか実現できない商品は、世界的に見てもライバルが少ない状態に持ち込めます。そして、日本でしかできないサービスとは「日本人の気遣い」です。 メールのやり取り、商品の梱包など、ネットで商品を販売していてもアナログな部分はたくさんあります。このアナログな、人と人とのやり取りに勝機があります。
日本を前面に出しアピールする
日本人、日本に対する信頼性を活用して商品を販売します。日本の企業・日本人ということを、アピールするのです。海外では日本への信頼は非常に高く、
通販サイトで商品を販売する際にも口本の企業・日本人をアピールすることはプラスに働きます。これは、十分ライバルとの差別化となります。ライバルを認識しているか(どの国で需要があるのか)?
リサーチは必要です。徹底的にリサーチを行い、海外の企業との差別化、自社を選んでもらう戦略を練る必要があります。商品・サービスの分野によっては国内以上に激戦区になっている可能性があります。しっかりとリサーチをして、戦略を練ったうえで輸出ビジネスのスタートを切りましょう。

海外は人口も多く、経済発展している国も多いため、簡単に商品を販売できるというイメージがあるかもしれません。しかし、「ライバルの数もそれだけ増えている」のです。
「国内で売れている商品だから、そのまま海外で売れる」などという考えで、輸出ビジネスをしようなどもってのほかです。
海外向け通販サイトを成功させるには、商品・サービスで圧倒的な差別化が必要なのです。

日本ならではの商品・サービスを売る

13 秘訣は、日本ならではの製品・サービスを売ること
昨今、為替が急激に変動し、輸出ビジネスにも影響が出ています。このような環境でも、きちんと商品を販売できる方法があります。
そのポイントは、「日本国内でしか生産できない製品・サービス」を創造することです。
海外でも製造できる商品を日本で製造したところで、必ず価格競争になります。価格競争を避けるには、独自の技術・文化を取り入れた付加価値のあるものを創造するしかありません。創造して初めて、「価格決定権」という大きなメリットを得ることができるのです。
いつの時代でも、商品価値の差別化をアビールできない商品・サービスは利益率が低く、事業継続は難しくなります。
円高になれば、どうしても輸出する際に「日本製品の割高感」が発生します。
しかし、これからは決済通貨の多様化・FTA・TPPの影響により、日本製がより選ばれやすくなるはずです。
世界はますます近くなり、貿易はより容易になります。海外から注文が来て当たり前の時代が、すぐそこまで来ているのです。

14 日本のアート作品は輸出ビジネスに向いている
アート作品こそ輸出すべき商品です。外国の人たちは、アート作品にお金を使う習慣があります。もちろん日本人も、アート作品を評価していますが、実際にお金を出す人はそれほど多くありません。最近では、中国人が投資としてアート作品を購入するケースが増えてきました。 知人の絵画アーティストは、国内で作品が評価されたことかありませんでした。しかし、ヨーロッパのコンテストで賞を受賞し、ヨーロッパの美術館で展示する機会を得て、海外で作品が売れるようになりました。海外での評価が高まるにつれて国内の評価・注目度も上がり、今では日本での仕事のオファーも増えたそうです。
現在、アート全般の市場は、海外にあるといっても過言ではありません。日本では無名でも、海外で有名な日本人アーティストは大勢います。
かつて浮世絵は、明治以降に海外での評価が高まり、多数の作品が輸出されました。現在でも評価は高く、名だたる海外の美術館で展示されています。
アート作品は、インターネットとの相性が抜群です。それは次の2つの理由からです。
①言葉ではなく視覚でアピールできる。
②ソーシャルメディアでロコミが発生しやすい。
アーティストの皆さん、簡単でもいいので海外に情報を発信してみませんか。楽しい反応があるかもしれません。

15 伝統工芸品がねらい目
よくある質問の一つに、伝統工芸品を輸出できるかというのがあります。日本の伝統工芸品が海外で受け入れられるかどうかは、実際に販売してみないとわかりませんが、私が扱っている日本独自の商品は、売れています。
海外の人だちからも、「数年前にも購入したくて色々なサイトを見たが、購入できる場所がわからなかった」「○○商品を購入したいが、買い方がわからない」など、問い合わせがきます。
海外の人たちが欲しくても購入することができない日本製品は、今でもたくさんあります。私の取引先でも「この商品が、海外で人気があるなんて考えもしなかった」と話しています。 あなたの扱っている商品のポテンシャルは、未知数です。もしかしたら、日本の商品に一番自信を失っているのは、日本人なのかもしれません。海外の人たちは、正当に商品を評価してくれます。 日本国内の認知度など、海外販売ではまったく関係ありません。彼らは、気に入った商品を買います。海外向けに販売していると、日本ではあまり売れなかった商品が人気になったり、「こんな商品が欲しかった」など、日本では得られない面白い反応があります。 伝統工芸品を後世に残すためにも、日本で製作した商品を、世界で販売する必要があるのではないでしょうか。まずは、自分が扱っている日本の商品の力を信じることから始めてみましょう。

16 冬にしか販売できない商品を、一年中売る
日本には四季があり、季節により良く売れるという商品があります。見方を変えれば、売れる時期が決まっており、一年中、安定的に販売するのは非常に困難です。ですが、これら季節商品を一年中販売する方法があります。
それは輸出です。北半球の日本が夏の時、南半球のオーストラリアは冬です。
冬用の商品なら、日本が夏でもオーストラリアは冬ですから、季節的にぴったりです。
世界を見渡せば、一年中寒い地域もあれば、一年中暖かい地域もあります。
国内販売のみでは季節の影響を受ける商品でも、販売する地域を世界に広げれば、一年中売れるというわけです。
季節により売上げが大きく異なる商品を扱っている人は、世界のどこで売れるか、もう一度考え直してみてはいかがでしょうか。
販売先の国や地域を世界規模に変更するだけで、新たなビジネスチャンスは生まれるのです。

11 日々の活動で、海外で売れる商品を見つける
海外で売れる商品を探す主なリサーチ方法は、インターネット検索です。しかし、移動中の隙間時間であっても、海外で売れる商品を探すことはできます。
移動中の隙間時間で、海外で売れる商品を探す代表的な方法は次の4つです。
①看板を見る。
②電車の中吊り広告を見る。
③新しいお店を見る。
④すれ違う人の服や持ち物を見る。
気になった商品があったらメモしたり、スマートフォンで検索してみましょう。自分で思いつく商品には限りがあります。しかし、移動中にも意識して周りを見渡してみると、ヒントが溢れていることに気づくはずです。
おススメのリサーチ方法は、観光で来ている外国人が集まるスポットに行き、外国人の行動を観察することです。これだけは試してみてください。
実際にどんなモノに外国人が興味を持ち、どんなモノを、どこの国の人が購入しているのか、新たな気づきを得られるでしょう。また、「売れている商品のパッケージデザイン」や「外国人が良く立ち寄るお店のホップ」などもヒントになります。
私的には、秋葉原の電気扇やドンキホーテがおススメです。

18 形のないものを輸出する
あなたは、輸出できるものは形あるものだけと考えていませんか?
そんなことはありません。「情報」も輸出できます。
国内の富士山が良く見える旅館が海外向けサイトを持ち、富士山の画像や富士近郊の穴場スポット情報を発信したとします。その情報を見た海外の人たちは、「まったく何の情報もない旅館」と「情報を発信している旅館」とではどちらに泊まりたいと思うでしょうか? おそらく、後者の「情報を発信している旅館」を選ぶはずです。
「輸出」というと、菜種によっては自分には関係ないと感じてしまうものです。
しかし「輸出できるものは形あるものだけではない」と見方を変えれば、今までにないインターネットの使い道を柘くことができます。
簡単で資金をかけずに、海外に向けて情報発信する一番のおススメはフェイスブックです。もちろん、情報発信は必ず英語で行います。
英語ができなくても心配ありません。グーグル翻訳やエキサイト翻訳など、無料の翻訳機で十分に対応できます。
情報発信にフェイスブックを使用する利点は次の3つです。
①アカウントを開設するだけで、簡単にそして無料でスタートできる。
②情報の拡散効果、興味を引く内容ならば、世界中に情報が広がる可能性がある。
③フェイスブックは、世界のさまざまな国や地域で利用されている。
海外に情報を発信していく中で、日本人が気づかないようなポイントで、新しいビジネスチャンスが生まれる可能性もあります。自社ビジネスモデルに輸出は関係ないと考えずに、情報発信してみてはいかがでしょうか。

19 違法ダウンロードから読み解く、新しいビジネスの形
違法ダウンロードを取り締まる法律が施行され、社会問題化しています。もちろん、違法ダウンロードはいけません。ですが、時代は常に動いています。
動画や音楽コンテンツを「無料ダウンロードさせないように」するのではなく、「無料ダウンロードしてもらう」時代へと、すでに変化しているのではないでしょうか。
あるバンドは新曲ができ上がると、あえて無料で新曲をダウンロードできるようにしています。狙いは、ネット上での拡散です。いつかは「違法にダウンロードされてしまう」のであれば、多くの人に聞いてもらい、バンドのファンを増やそうという考え方です。 それでは、そのバンドはどうやって収益を得ているのでしょうか。彼らの主な収益源は、「ライブ」「グッズ販売」「CD販売」です。 でも、おかしいですよね。無料でダウンロードできるのに、どうしてCDが売れるのか。なぜなら、人間にはお気に入りを形として持っていたいという欲求があるからです。 数年前に世界的ベストセラーになった『FREE』(クリス・アンダーソン著・小林弘人監修・高橋則明訳、日本放送出版協会、2009年)の中で紹介されている「フリーミアム」は、ネット上の動画や音楽を扱ううえで大きなヒントになります。「フリーミアム」とは、基本的なサービスや商品を無料で提供して試してもらい、さらに高度な機能や特別な機能を使いたい場合には料金を支払うというビジネスモデルです。 「フリーミアム」は、サービスや商品の提供コストが非常に小さい、あるいは無視できるウェブサービスやソフトウェアのような無形のデジタルコンテンツとの親和性が非常に高いといわれています。 数年前まで、CD販売はビジネスとして成り立っていました。しかし時代は移り、収益を作るポイントは変わってきています。 違法ダウンロードを取り締まってCDの売上げを保とうとしても了子ット上のすべての動きを把握することはほぼ不可能です。 ダウンロードという行為は、その「モノ」に興味を持ってもらっているという証拠です。興味がなければ、誰もダウンロードなどしません。つまり、ファンになってくれる可能性が高いというわけです。だからこそ、違法ダウンロードの流れを止めるのではなく、上手く活用する方法が求められているのです。 私は、輸出ビジネスに「フリーミアム」を応用しています。ここでは、そのうちの3つを紹介します。

商品に応用
商品のサンプルを無料で発送しています。メリットは実際に商品の良さを体
験してもらえることです。

サービスに応用
海外向けにあるサービスを提供していますが、一部を無料で提供しています。サービスの質を体験してもらえるうえに集客にも繋がり、有料サービスに移行するユーザーが増えました。

商品・サービス開発に活用
商品・サービスを試験段階で無料体験してもらい、感想を書いてもらいます。
その情報を元に改善、または新しい付加価値をつけていきます。ニーズが多様化しているため、実際に使用してもらった感想はヒントになります。自社だけでは思いつかなかった潜在的なニーズを割り起こせる可能性が高くなります。
現状では、「フリーミアム」をすべてのビジネスに活用できるわけではありません。しかし、常にどうすれば「フリーミアム」を活用できるのかを考えておく必要はあります。考え抜いた先に、新しいビジネスの形が見えてくるのではないでしょうか。

顧客対応は日本流「お・も・て・な・し」で

20 日本流顧客対応が外国人を虜にする
外国の人たちに商品を販売すると、非常に喜ばれることがあります。何も特別なことをしているつもりはないのですが、喜んでいただき、商品をまた購入していただける場合があります。
外国人に特に喜ばれるポイントは次の3つです。

メールの返信が速い
日本人同士の取引ならば、メールが来たらすぐに返信するのはごく当たり前のことです。上目を挟んだとしても1週間も返信がないなど、日本では考えられません。ところが、海外とのメールのやり取りでは1週間メールの返信がないことなど、よくあります。忘れたころに返信が来ることさえあります。
つまり外国人からすると、すぐに返信が来るということは驚くべきことなのです。また、メールの返信は、速いほうが購入する際の不安を和らげてくれます。

商品の梱包が丁寧
日本国内の発送と違い、海外では商品を手荒く扱われてしまう場合があります。そこで、海外の配送業者が放り投げても壊れないよう、商品を慎重に梱包します。この丁寧な梱包が喜ばれるのです。
梱包は、特別なことは何もしていません。日本の荷物でよくあるように、梱包用のプチプチと新聞紙を使っているだけです。
なお、一緒にお礼の手紙を入れておくと、一段と喜ばれます。

通販サイトに掲載されている写真どおりの商品が届く
通販サイトに掲載されている写真どおりの商品が届くことは、日本では当たり前です。逆に、写真と違う商品が届くことなど考えられません。しかし、海外では少なからずあります。
そこで、「掲載写真の商品を送りますよ」とアピールする意味をこめてノ通販サイトには「商品の写真を増やす」「商品の詳細情報を掲載する」ようにします。
また、写真よりも手間はかかりますが、動画を使用して商品の状態を伝えると、より喜ばれます。
これら3つのポイントは、日本国内の取引ではごく当たり前のことです。皆さんは何を今さら書いているのか、と思うかもしれません。ですが、日本の当たり前が、世界で当たり前とは限りません。実は、「日本人のちょっとした気遣い」は、輸出をするうえでかなり有利に働くのです。

21 海外の顧客が安心して、海外向け通販サイトから購入できる4つの工夫
海外向け通販サイトで、海外の人たちに商品を購入してもらうには、「安心」してもらう必要があります。どうすれば安心して購入してもらえるのでしょう

安心感を与えるポイントは次の4つです。
海外向け通販サイトに運営者の顔を掲載する
多くの海外向け通販サイトが運営者の顔を掲載していませんが、安心して購入してもらうには、運営者の顔の掲載は必須条件です。なぜなら、どのような人が商品を扱っているのか気になるのは、万国共通だからです。
おススメの掲載項目は次の2つです。
①簡単な「自己紹介」。
②プロフィール。
プラスαとして「商品のこだわり」「自身の運営・商品に対する思い」を掲載
します。自己紹介の動画なども、安心感につながります。
運営者の顔写真を撮るポイントは、店舗で扱っている商品にマッチするよう、
「表情」「服装」「背景」「性別」に工夫します。

『商品の画像」「説明文」を増やす
商品の画像をたくさん掲載できれば、商品のイメージもつかみやすく、安心感につながります。しかし、掲載する画像枚数が多ければ、それだけ手間もかかります。目安は5〜10枚といったところです。 画像は、できるだけ商品をよりよく伝えられるアングルになるよう工夫します。最終的には、その画像をどのようにして掲載するかを考えることにも繋がります。 画像より手間はかかりますが、動画での商品説明はおススメです。ユーチューブに動画をアップすれば、ユーチューブ経由からのアクセスも期待できます。 商品画像に続いて、説明文も大切な要素です。ポイントは真実を伝えることです。商品をより良く見せたい気持ちは理解できますが、誇張はいけません。商品のカタログでわかる内容だけでなく、「使い方」「注意点」「使った感想」など、お客様のためになる情報を掲載します。

お客様の声を掲載する
実際に商品を購入している第三者の声は安心感に繋がるうえに、購入する最後の一押しになります。

発送後に「発送する商品」『商品梱包後』の写真を撮り、メールで送る
この方法は非常におススメです。商品の状態を正確に伝えられるうえに、万が一、発送の途中で商品が破損した場合の証拠にもなります。

「安心」というキーワードを感じて海外向け通販サイトを運営できれば、他店とは違うサイトになります。ぜひ、活用してみてください。これらのポイントは、海外向けだけでなく、国内向けの通販サイトでも有効です。

22 海外からの問い合わせは、ライバルサイトがない証拠
ウェブサイトを運営している方にお聞きします。海外からの問い合わせが届いていませんか?
最近、ご相談いただいた企業に次のような場合が多く見受けられました。

①海外からの問い合わせを放置している。
②迷惑メールだと思い、海外からの問い合わせを無視している。
もし、海外から問い合わせが来ているのならば、すぐに対応してください。
新たなビジネスチャンスの可能性があります。なぜなら、「外国人がわざわざ日本語のサイトに問い合わせをしている」ということは、英語などの言語で、まともなウェブサイトが見つからなかったからです。つまり、「世界にライバルサイトがない、または少ない可能性」があるのです。
ライバルがいない、または少ないと考えられる理由は、外国人が日本のウェブサイトに問い合わせをするというのは手間がかかるからです。したがって、問い合わせが1件だとしても、そうした問い合わせは氷山の一角である可能性がきわめて高くなります。
実は、海外のお客様からも「日本の通販サイトに問い合わせても返信が来ない」という相談を受けたことがあります。
実際、日本の通販サイトの運営者に聞いてみたところ、あまりにも対応していない事例が多く見られました。海外からの問い合わせは、新たなビジネスチャンスと思い、すぐに対応するようにしましょう。

23 輸出ビジネスの楽しみはストレートな意見
輸出ビジネスの「喜び」「楽しみ」は、何といっても海外のお客様の反応です。
海外の人たちは、非常にストレートに喜びの声をコメントしたり、評価したりします。以前、ニューヨークのお客様から、非常に難しい特注品の製作依頼がありました。何度もメールのやりとりをして、やっとの思いで商品を完成させました。すると、
「あなたはいい什事をした。私は非常に満足している。日本でしか私のイメージを実現する製品はできなかった。ありがとう」
というメールが、商品到着後に届いたのです。このメールには、満足していただけたうれしさを実感し、感動しました。
いい感想をコメントしてもらえると、私もやる気が増し、もっといい対応・いい商品の開発に力が入ります。
しかし、海外の人たちは悪い評価に対してもストレートです。価格設定・送料・商品についても、日本と違い、世界中から商品を購入することに慣れているため、かなりシビアです。
このようなストレートな意見は非常に貴重で、商品開発・売れる商品の発掘に繋がります。

24 数カ月で英文レターには抵抗がなくなる
唐突ですが、私は「英語が話せない」「英語の読み書き」ができない状態で輸出ビジネスを始めました。最初は海外からの問い合わせもチンプンカンプン、必死に翻訳機・辞書を使い、返答していました。
しかし、輸出ビジネスを始めて数カ月、毎日のように英文を読んでいるうちに、意識しないでもなんとなくわかるようになってきました。
私と同じような経験を持っている人は多いようです。私同様、海外取引を行っている間に英語が話せるようになったというビジネスマンが何人もいます。
これが、本当の「実践英会話レッスン」です。
英語に苦手意識がある人も、輸出ビジネスを始めると英語に対する意識が変わるかもしれません。

海外通販サイト成功10のポイント

25 イーベイだけに頼ってはいけない
海外に商品を販売するというと、イーベイを活用するイメージが強いのではないでしょうか。実際、イーベイは輸出ビジネスにとって非常に強力なツールであることは間違いありません。
イーベイを使うメリットは主に次の3つです。
①簡単に販売ページが制作できて、手軽に海外販売ができる。
②自ら集客しなくてもイーベイが集客をしてくれる。
③購入意欲の高い顧客が比較的多い。

しかし、デメリットもあります。たとえばイーベイでは、商品は1点ずつしか出品できません。出品の作業がそのつど必要となるので、イーベイで販売を続けるのならば、毎回のように単純作業をし続ける必要があります。つまり、手間がかかるというわけです。 またイーベイには、過去の取引履歴を参照できるテラピークという強力なリサーチツールがあります。テラピークを使って取引履歴を見れば、どのような商品が売れ続けているのか、いつごろ売れているのか、そして価格の変動・関連のある商品まで、詳細にリサーチすることができます。 つまり、イーベイで販売し続けるには、よほど独自の商品や人手困難な商品でなければ、すぐにマネされる可能性が高いのです。たとえば、私がイーベイに商品を出品して落札されて、高い利益が出た商品があるとします。しかし、テラピークで取引履歴を発見されてしまえば、類似品が出現して落札の競争率が高くなってしまいます。 一方で、これを逆手に取ることもできます。それは、海外でどのようなものが売れているのかを調べるリサーチツールとして使うという方法です。具体的にいえば、テラピークでデータを収集して、その商品を自社サイトでこっそりと販売するのです。
使い方によっては十分な可能性のあるイーベイですが、最大のデメリットは、せっかく育てたイーベイアカウントが、イーベイの判断で消去される可能性があることです。普通に運営していれば消去される可能性が低いとはいえ、消去の権限はイーベイにあるため、アカウント消去のリスクは常につきまといます。
そのため私かおススメするのが自社サイトによる販売です。自社サイトで販売するメリットは、主に次の3つです。
①販売商品が発見されにくいため、「ライバルが現れにくい」「マネされにくい」ため、長く運営できる。
②単純作業が減り、運営コストが低い。
③海外からの受注など、商品販売以外に利益を上げる方法が模索できる。
その反面、デメリットもあります。その最大のものは、アクセスを集めるのが難しいことです。しかし、SEOやリスティング広告を活用すれば、世界中からアクセスを集めることは可能です。ただし、ウェブマーケティングの知識は必須です。
イーベイと自社サイト、それぞれにメリットとデメリットがありますが、それでもイーベイのみの販売に依存するのはリスクが大きいといえるでしょう。
多くの人が、自社サイトを運営するのは難しいと思っているようですが、そんなことはありません。慣れてしまえば、誰にでも運営できます。

26 海外向け通販サイトでの決済はペイパルだけでOK
海外向け通販サイトも、国内向け通販サイトも、構築する手間はほとんど変わりません。構築する際の大きな違いは、「決済方法」です。
国内向け通販サイトは、普通さまざまな決済方法が選べますが、海外向け通販サイトは基本的に「ペイパル」だけでOKです。

ペイパルとは、世界最大規模の海外オークションサイトであるイーベイの膨大な取引を支える決済サービスとして、アメリカを中心に世界中で広く普及しているサービスのことです。190の国と地域で利用でき、21通貨に対応しています。2013年6月時点でのアクティブユーザー数は世界で1億3200万人を超え、2020年には3他人を超すと予測されています。
日本では、ペイパルの知名度は低いですが、海外では非常に有名です。ペイパルを利用するメリットは、次の3つです。

①登録して簡単に使用できる。導入は無料。
②決済の際にカード情報を入力しなくていいので、海外のお客様も安心です。
③外国人は使い慣れている。
国内向け通販サイトでは、決済方法を数多く取り揃えていたほうが有利といわれています。しかし、海外では逆です。海外では複数の選択肢から選ばせるより、運営者側で決済方法を選定するほうが購入に結び付きやすいといわれています。
蛇足ですが、海外向け通販サイトと国内向け通販サイトとでは決済方法が異なるため、サイトを構築する費用も変わります。実は、海外向け通販サイトのほうが構築費は安くなる傾向があります。

27 海外向け通販サイトは日本向けを流用してはいけない
海外向け通販サイトの中には、国内向け通販サイトに後から海外向けページを追加し、海外用として運営しているところがあります。しかし、これは避けるべきです。
同てヘージをおススメしない理由は、主に次の2点です。
①「どこに商品があるのか」「どこで商品を買えるのか」がわかりにくい。
②SEOに弱い。
後から海外向けページを追加すると、海外のお客様が商品販売ページにすぐにたどりつけないような構造になってしまいます。
また、国内向けと海外向けを同じ通販サイトで運営すると、内部構造が複雑になり、検索エンジンからの評価も低くなるようです。つまり、検索エンジンにヒットしにくく、中長期のウェブ戦略も練りにくくなるのです。この2点は、すぐに出てくる運営上のマイナス要因です。
それでは、国内向けと海外向けを別々に構築すると、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

まず、別々に構築するメリットを考えてみましょう。それは、主に次の4つです。
①サイトを分けるため、別々のウェブ戦略ができる。
②アクセスデータを解析しやすい。
③お客様にわかりやすい通販サイトを構築できる。
④ライバル企業に通販サイトを発見されにくい。

次にデメリットです。それは主に次の2点です。
①サイトを分けるため、構築の手間・費用がかかる。
②海外向け通販サイト制作の知識・経験がいる。

国内向けと海外向けを別々に構築すると、サイト構築や管理が煩雑になりますが、メリットはそうしたデメリットを超えるものがあります。
通常のホームページ制作会社は、国内向けページに海外への販売もできるページをまとめて構築しようとします。
しかし私の見たところ、うまく運営できている通販サイトはほとんどありません。海外向け通販サイトを運営するのでしたら、一から海外向けページを構築することをおススメします。

28 国内への販売も、ニューヨークヘの販売も、手間は変わらない
輸出は手間がかかると思われているようですが、実は国内販売も海外販売も、販売の手間は変わりません。
国内向けサイトと海外向けサイトの違いは次の2つ程度です。大きな差はありません。
①口語の違い。
②発送方法の違い。
海外発送も、特別な知識が必要だと思われているようですが、非常に簡単です。私は主に、「日本郵便の国際郵便」を利用しています。
国内向け通販サイトを運営されている人も、海外販売を始めると、国内販売とあまり変わりがないことに気づかれるでしょう。

29 輸出ビジネスでの海外発送は、郵便局の国際郵便がおススメ
海外への商品発送は海外発送業者に依頼します。発送業者は郵便局と民間配送業者の2つに大きく分けられますが、私は郵便局をおススメします。送料が安く、さまざまな国と地域に商品を送ることができます。
郵便局の代表的な海外発送は次の3つです。

EMS(国際スピード郵便)
EMSは、世界120以上の国や地域に30kgまでの商品を、郵便局が扱っている中で一番速く届けるというサービスです。追跡サービスや保険もついています。保険は最高200万円までですから、ほとんどの商品がカバーできます。また、スムーズに配送されれば、2〜5日で顧客の手元に届けることができます。

SAL(エコノミー航空)
SALは、日本国内と到着国内では船便として扱い、両国間は航空輸送する
という方法です。料金は、船便より高く、航空便より安くなります。配送日数
はスムーズに配送されれば6〜14日です。

船便
船で輸送する方法です。日数はかかりますが、料金は一番安くなります。配送日数は1〜3ヵ月程度です。
また、海外発送で使用する荷物の種類は次の通りです。

国際小包
航空便、船便、エコノミー航空(SAL)便の3種類の発送手段が選べます。
個数により10〜20%の料金割引があります。発送できる大きさは、長辺1・5m以内、長さ十胴回り3m以内、重量は30面以内(国によって20面)です。

小形包装物
小形の物品を、EMS(国際スピード郵便)や小包より低料金で送ることができます。航空便扱い・船便扱いのほかに、エコノミー航空(SAL)便扱いができる国もあります。発送できる大きさは、長さ十幅十厚さ=90m以内です。
ただし、長さの最大は60門最大重量は2kgまでという制限があります。
住所の書き方は次の通りです。国内とは書き方が逆になります。

1段目‥名前・名字
2段目‥アパートなど建物名・部屋番号(ある場合)
3段目‥番地、丁・町村
4段目‥郡市、都道府県
5段目‥郵便番号、国
最後に、国際郵便の選択肢の目安を紹介します。
①高額商品あるいは速く届けたいならば、「EMS」。
②小さく安い商品で送料を抑えたいならば、「小形包装物のSAL便」。
③大きな商品で送料を抑えたいならば、時間はかかりますが「国際小包の船便」。
またお客様には、配送に保険・追跡がついていることをきちんと説明します。
トラブルを未然に防ぐ意味でも、これは非常に大切なことです。海外発送は国内と違い、確実に到着する保証がありません。高額商品には、必ず保険をつけます。
私が初めて海外に商品を送ったとき、書類の書き方もわからずとても困りました。しかし、郵便局の方が丁寧に説明してくれて、無事に商品を届けることができました。一度体験すれば、次からはスムーズに発送できるでしょう。

30 信用取引はやってはいけない
海外との取引で一番重要なポイントがあります。それは、必ず入金確認後に、商品を発送することです。
日本人同士での取引では、月末払いなどの信用取引を実行していますが、海外との取引では、基本的に信用取引をしてはいけません。
よく聞く詐欺のケースは、何度か海外のお客様と取引をしたあと、高額な商品の取引を持ち込まれ、「翌月振り込むから商品をすぐに送ってくれないか」と連絡があり、素直に海外に商品を発送。しかし、一向に入金はない。連絡を取っても返答はない。連絡を取っていたのはメールだけで、取引先の住所を調べても存在しなかった、といったものです。 また、入金の確認が取れていない状態でも、海外のお客様から「時間差があるので、すぐ振り込まれるから大丈夫。急ぎで商品を欲しいから、速く商品を送ってくれないか」といわれ、商品を発送してしまうケースなどです。 海外との取引では、実際にこのような詐欺が発生しています。私たちは、何度取引があっても入金を確認できない状態では、商品を発送しないでください、とアドバイスしています。 海外のお客様をすべて疑う必要はありません。ほとんどのお客様は気持ちよく取引できています。ですが、日本人の良心を狙っている人がいることは確かです。 日本人は、日本人同士の取引をそのまま海外の取引に応用してしまいます。しかし、冷静に一歩引いた状態で自身の取引を俯瞰し、入金をしっかり確認してから商品を発送するようにしましょう。 ここで紹介したことは、海外取引のリスクヘッジを100%保障するものではありません。海外取引にはリスクがあることを頭に入れ、「自己責任」をしっかりと理解することが重要です。

31 円安に合わせた価格改定は必要ない
私の海外向け通販サイトは円安の効果もあり、売上げ・利益ともにアップしています。ここまでの為替変動は初体験なのですが、改めて円安が輸出にプラスになることを認識しました。
輸出企業によっては、円安の進行に応じて価格を変更している企業もあるようです。しかし私は、為替変動に応じて価格を変更する必要はあまりないと考えています。
輸出ビジネスの場合、販売価格を決めるのは為替の動きだけではありません。
ライバルがいれば「ライバルの商品価格」を含めて検討するものです。しかし、ライバルがいない独占状態ならば、為替変動に伴う価格変更をする意味はありません。そのままの価格設定で販売できれば、円安分は単純に利益になります。
そのためにも、円高になった状態でもビジネスが成り立つように戦略を練ることが重要です。決して「今後も円安が続くだろう」といった安易な考えで、戦略を練ってはいけません。
円安は輸出ビジネスにプラスになります。しかし、円安による価格のお手頃感だけで勝負するのは危険です。価格訴求以外に購入してもらう理由があるということが重要なのです。

32 海外向け通販サイトでも、国内からの注文がある
海外向けに通販サイトを制作した場合、当然ですが国内からのアクセスはあまり期待できません。しかし意外にも、国内からのアクセスでも商品が売れることがあります。。
海外向け通販サイトに国内からアクセスしてくるお客様は、次の2つのパターンが多いようです。
①日本国内に住んでいる外国人。
②出張などで短期間、日本に来ている外国人。
日本にいるのに、なぜ海外向け通販サイトにアクセスしてくるのでしょうか。
理由は単純です。日本語を話せない人が多いからです。日本語がわからないために、彼らはインターネットで欲しい商品を探す際、母国語で検索するのです。
ところで、国内にいる海外の人たちに商品を販売するメリットは2つあります。
①ライバルが少ない、または皆無(日本人が運営している海外向け通販サイトは少ない)。
②ライバルが少ないため、価格比較されにくい。

海外にライバルがいたとしても、同じくらいの価格ならば、国内から国内への送料のほうが安いため、合計金額で有利です。さらに、商品到着日数も短いため、お客様によりメリットを感じてもらうことができます。 来日している海外の人たちを狙って商品を販売することが目的ではありませんが、彼らに販売することは非常に利益率が高く、来日中はもとより、帰国してからも、「こんな商品が欲しい」などと連絡をいただくこともあります。私も海外向け通販サイトを運営してから、この現実に気づきました。 想定外の商品・注文があるということは、輸出ビジネスをしていると日常茶飯事のことです。確かに、海外に商品を販売するのは簡単なことではありませんが、無限の可能性も秘めています。毎日が、新しい気づきの連続です。

根拠のない不安に惑わされるな
インターネットが普及し始めた頃、ホームページを持っている企業はごく少数でした。インターネットが普及した現在、大企業はもちろんのこと、地方の小さなお店でもホームページを持っています。 この流れを考えると、次は海外向け通販サイトを、どこのお店も持つ時代が来るはずです。私はそう確信しています。なぜなら、国内の需要が増えない限り、「ビジネスを維持する」または「販路拡大する」には、海外に目を向けざるを得ないからです。 現状は「輸出してみたい」程度の考え方が一般的ですが、今後は「輸出しなければビジネスが成り立たない」状態にまで追い込まれるのではないでしょうか。 ところが、実際に輸出ビジネスに踏み込む企業はそれほど多くありません。その最大の理由は根拠のない不安です。 行動を起こす前に、「英語ができない」「発送はどうしよう」などと、簡単にクリアできる問題で一歩を踏み出せずにいる人が実に多いのです。 私は、現在も心の鎖国が続いていると感じています。輸出ができないのではなく、始めない理由を頭で考えているからです。皆さんは、レッドオーシャンで戦い続けることなど望んではいないはずです。今こそ、世界のブルーオーシャンを探す時です。行動を起こす時なのです。 すでにインターネットを利用して、国内に商品を販売するのは当たり前になりました。そして、インターネットを用いれば、「東京〜大阪」に商品を販売する場合も、「東京〜アメリカ」に商品を販売する場合も、その作業内容に差はありません。 いずれは、海外に商品を販売するのが当たり前になる時代が来ます。そうなる前の「今」が、輸出ビジネスを始めるチャンスなのです。

34 日本の市場だけを見る時代は終わりを告げている
私は皆さんに輸出ビジネスをおススメしていますが、決して日本市場が売れないといっているわけではありません。私は国内向けも、海外向けも運営していますが、どちらのサイトからも売上げは上がっています。 ポイントは、日本の市場だけを見る時代は終わりであって、日本を含めた世界の市場を見る時代に突入しているということです。 「世界に目を向けてほしい」といっているのは、国内をまったく無視してくださいというわけではありません。日本を含め世界市場を見てほしいということです。 すぐに輸出ビジネスを始めるのは難しいかもしれませんが、自社商品・サービスが世界のどの国で販売・利用してもらえるのかだけでも、検討してみてください。常に世界を意識していくうちに、見方も変わってくるはずです。 日本の市場だけを見る時代は終わったのです。

薬の通販は、こちら→サプリ館

薬の通販は、こちら→エイビス薬局

 

-通販
-

Copyright© サプリ館公式ブログ , 2021 All Rights Reserved Powered by STINGER.